2024年11月9日(土)長浜市の日本人と外国人の住民のみなさんが
やさしい日本語で話しながら、一緒にまち歩きを楽しみました。
(講師:岸本、アシスタント:髙橋、福田、松村)
長浜市では数年前からやさしい日本語の活用に力を入れておられます。
特に市民の皆さんに参加してもらえるイベントも企画されていて、
昨年の竹生島に引き続き今年は長浜市内の見どころを
日本人と外国人が一緒に歩いて見学するやさしい日本語での交流会が行われました。
まず日本人住民の皆さんが集合。
講師からやさしい日本語の基本や、やさしい日本語に言い換えるコツをご紹介しました。
練習問題もサクサク進みます。
さあ、基本を手に入れたら、いよいよ外国人のみなさんと2時間のまち歩きに出発です。
当日は地元のテレビ局の方も取材に来られていました。
まずはお互いに自己紹介。
今回参加された外国人の方々のご出身は、ウクライナ、メキシコ、中国、台湾、カンボジア、ペルー、ボリビア、ベトナムなど。
様々な国から日本に来て今は長浜市に住んでおられます。
4つのグループに分かれて「長浜おでかけパスポート」を使って次の3か所を巡りました。
①長浜市歴史博物館
②長浜市曳山博物館
③海洋堂フィギュアミュージアム黒壁
お城には何があるか、何ができるか一生懸命考えて、やさしい日本語で説明します。
「いちばん 高いところから びわこが みえます」
「え、早く 見たいです。」
長浜市曳山博物館では、
「曳山の上で 男の子が 歌舞伎をするんですよ」と説明すると
長浜在住14年という中国の方が
「びっくりしました。本当に大きいですね。きれいですね、来年の4月は絶対本物を見に行きます!」と
とても感動されていました。これから知り合いの人が長浜に遊びに来たら、絶対案内したいとおっしゃっていました。
海洋堂フィギュアミュージアム黒壁では、アニメやマンガや映画のキャラクターのフィギュアを見ることができます。
日本の食べ物のフィギュアもあり、
「これは たこやきです」「これは てんぷらですね」と
ひとつひとつ細かいところまで作られているフィギュアに
みなさん見入っておられました。
最後はガチャにもチャレンジして「クレヨンしんちゃん」をゲットできたとメキシコ人の方が大喜び。
みごとな秋晴れに恵まれ、ところどころ赤くなった木々と青空のコントラストを楽しみながら
やさしい日本語の実践ができ、国際交流にも一役買うことができました。
最後に、さきほどの、中国の方がおっしゃってたことばが印象的でした。
「長浜は本当にいいところです。自然もあるし、何でもある。
そして人がいいんです。やさしいんですよ。」
そんなやさしい長浜だからこそ、これからも住民の皆さんがやさしい日本語を使って交流されることでしょう。
(記:岸本)
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