長浜市新規職員向け「やさしい日本語」研修会

 20241023日(水)長浜市役所にて新規職員向けの「やさしい日本語」研修会を開催しました。

(講師:福田、アシスタント:岸本)

 

 

 

 参加者は長浜市役所の新規職員25名。様々な部署から多彩な顔ぶれの参加です。

 

前半は、やさしい日本語の入門編。やさしい日本語のコツである「は・さ・み・です」(はっきり・さいごまで・みじかく・ですまる)や、日本語教師の質問テクニックなどをご紹介しました。

 その後、短文の練習問題に取り組み、その場で即答してもらいましたが、みなさん、すぐに先ほどのコツを応用し、

やさしい日本語へと変換していました。

 

後半は、主に書き換えを中心とした実践練習。

実際に長浜市のホームページに掲載されている「ながはま涼みどころ」という活動や、「長浜市宅配ボックス設置促進補助金」・

「長浜市こども若者住宅新築支援事業補助金」の案内文を、やさしい日本語に書き換えてみました。

 

タイトルをみるだけでも、かなりの苦戦が予想される難敵です。それでも「最小限、伝えるべきことは何か?」を考え、

各事業の要点を短い言葉で説明されていました。「重要な情報のみを選ぶこと」は、AIが台頭する今日においても、

まだまだ人間しかできない特殊な能力なのかもしれません。

やさしい日本語の最大のコツは、「みじかく」言うこと。これをどのグループも十分に実践できていたと思います。

長浜市では、市役所の職員はもとより、一般市民向けの

やさしい日本語講座も継続されており、来月(11月)には

長浜の日本人市民と外国人市民がやさしい日本語を通して

交流する「やさしい日本語でまち歩き(第二回)」が開催されます。長年にわたるコツコツとした取り組みとその成果が、

いま、一つずつ実をむすびつつあるような気がしています。

(記:福田)