今話題の兵庫県上郡町は「さわやかに歴史と未来の出会うまち」でした。

 10月4日に兵庫県上郡町で「はじめてのやさしい日本語講座」を担当しました。(講師:岸本・老邑)

最近、一躍有名になった上郡町ですが、周囲を美しい山々に囲まれた静かなとてもいいところでした。

 

実は、今年の11月に外国人留学生約30名が上郡町にやって来ます。

留学生たちの目線で町のいいところを外国人に向けて発信してもらうことが目的です。

とはいえ、一度にそんなにたくさんの外国人に来てもらっても英語?え?どうする?ということで、

外国人にも伝わりやすい やさしい日本語講座を受けていただくことになりました。

留学生の国籍は、ネパール、ベトナム、スリランカにバングラデシュなどアジアの学生が中心です。

 

 午前中は「赤松手作り鎧、かぶとの会」のボランティアの皆さんにやさしい日本語のコツをお伝えしました。

この鎧かぶとはなんと紙でできているのです。仕上げるのに数週間はかかるそうです。とても紙には見えません。

ときどき、どうやって調べたのか外国人が来て鎧づくりに挑戦するとか。

 

みなさん、作業の手を止めて熱心に講座にご参加いただきました。

少しずつですが上郡に住む外国人も増えてきているとのこと。これからはどんどんやさしい日本語で話しかけてください。

    

 

 午後はNPO法人上郡ひがし蔵netの皆さんです。

ここは以前、日本酒を作っておられた酒蔵で写真やお雛様の展示会をされたり、

コンサートなどのイベントもされている魅力的でユニークなところです。

 ここでもこれから外国人が観光に来たときのために

「英語じゃなくていいんですよ、最初から最後まで日本語で通してみましょう!」ということで

どんどん言い換え練習にも取り組まれました。

 

 

 講座の後半のグループワークでは

「ひがし蔵ってどんなところ?」という問題に取り組みました。

皆さん本当に真剣に考えておられました。

「セットで500円(ケーキとコーヒー)、おいしいコーヒーが飲めますよ。」と宣伝にも熱が入って

とても楽しく学んでいただけたようです。

 

今はまだ観光で来る外国人も、住んでいる外国人もそんなに多くないかもしれませんが、

近い将来、やさしい日本語で外国人をお迎えしておられる皆さんのお姿が目に浮かびます。

 

最後になりましたが、一般社団法人かみごおり観光協会の皆さま、大変お世話になりました。

 

どんどんやさしい日本語使って国際交流をお楽しみください(記:岸本)

 

今、もっとも有名なワインのひとつかもしれません。

ちなみに現在は完売です。