TEAM EXPO 共創チャレンジ 第四回セミナー

 

エール学園のみなさん、

今年も

ありがとうございました!

2024年7月20日(土)

 

昨年に引き続き、学校法人エール学園の全面協力をいただき、やさし日本語セミナーと交流会を実施しました。

(担当:老邑、高橋、岸本)

 

35℃近い猛烈な暑さの中、日本人参加者は21名、留学生は37名に集まっていただきました。

 

前半はやさしい日本語の基礎をお話ししました。

まず最初は「日本に住んでいる外国人の人数は何万人ぐらいでしょう?」のように留学生にも参加してもらうクイズ形式で始まりました。

 

やさしい日本語は、外国人にとって日本語のここが難しいと感じていることを、できるだけ取り除いて話すことが基本です。

そこで、留学生にどこが難しいか質問してみるとやはり「漢字!」といった意見が多く聞かれました。

まずは簡単な言い換えの練習をしました。

 

日本語独特の「〇〇なんですが・・・」という最後があいまいな言い方はわかりにくいので

できるだけはっきり言った方が伝わるというポイントもお伝えしました。

 

やさしい日本語の基礎は日本人向けの内容なのですが、しっかりメモを取る学生もいて、一生懸命聞いてくれていました。

後半の1時間は3つの言い換え課題と自由な会話を楽しむ交流会です。

 

マンションの部屋に届いた「点検のお知らせ」を留学生に伝える課題では、

どうしても全部をやさしい日本語に翻訳?して教えてあげたいという親切な日本人がたくさんいらっしゃいました。

ただ、その方法だと、結局学生は自分は何をするのか少々???な感じです。

 

ここは思い切って「翻訳」ならぬ「意訳」する気持ちで伝えるほうがわかりやすいですよと

アドバイスを伝えながらつぎつぎ課題を解いていきます。

 

普段、日本人と話す機会が少ない留学生、外国人に興味があるけれどなかなか話す機会がない日本人受講者の皆さん。

お互いに、なかなかないチャンスとばかり、会話は止まることがありませんでした。

 

写真を見て説明する課題です。

 

身ぶり手ぶりで説明をされる受講者の方。

 

金魚すくいの写真には「さかな?」

流しそうめんの写真に

「先に全部取られたらどうするの?」と言った 

ユニークな留学生の質問も飛び出しました。

終了後のアンケートでは、日本人、外国人留学生の両方の共通の感想として、

「楽しかった!」「日本人と話せて本当によかった!」

「外国人と話す機会がなかなかないので本当に貴重な機会でした」

そして「また参加したい!」の感想をたくさんいただき、私たちチームも

また次に向けてがんばるチカラをいただきました。

 

最後に、エール学園の教職員の皆さま、留学生の皆さま、おかげさまで無事に終了いたしました。

ご協力に心より感謝申し上げます。

 

 

(記:岸本)