UAゼンセンちよだ鮨労働組合さま「やさしい日本語研修会」(東京)

 

2024年4月11日(木)UAゼンセンちよだ鮨労働組合で、「やさしい日本語研修会」を行いました。(講師:福田)

 

 参加者は、ちよだ鮨の店長さんなど関係者25名ほど。 

やさしい日本語については全く初めてという方が多く、「やさしい日本語」という言葉の意味から解説しました。

 

 

 やさしい日本語の基本である「はっきりいう・さいごまでいう・みじかくいう」についてお話したのち、

早速、「みじかくいう」を意識してペアで自己紹介を行いました。

 続けて、外国人が苦手な日本語3KKanji(漢字)・Katakana(カタカナ)・Keigo(敬語)について、

それぞれ短文の言い換え練習。

 その場で考え、すぐに発表するという形式でしたが、みなさん学んだコツをすぐに活用し、やさしい言葉に変換していました。

さらに、3~4人のグループに分かれ、より実践に即した応用問題にチャレンジ。

 やや戸惑いながらも、難しそうな言葉を発見しては、グループでさまざまな言い換え案を検討していました。 

 

 

「立ち食いすしは何ですか?」の質問には、「立って食べます」・「店にいすがありません」など、

短いながらも要点をおさえた見本のような解答。

 もとの日本語に比べると、どのグループの答えも数段やさしい日本語になっていたと思います。

 最後に、会場から「言葉だけでなく、身振り手振りやジェスチャーなども有効ですか?」との鋭い質問がでました。その通りです。ジェスチャーなどの視覚情報はとても有効で、場合によっては言葉以上の効力があります。

(究極のやさしい日本語は、もはや日本語ではなく、絵・写真・ジェスチャーなのかも知れません。)

 

   ちよだ鮨さんは、「すしの大衆化」を目指しているとのこと。

やさしい日本語ならば、外国人のお客様にもきっと気軽にご利用いただけるはずです。

お寿司のおいしさはもちろんですが、日本語で注文(会話)できたという喜びも

訪日客のお客様には良い思い出となることでしょう。

  日本の代表的な食文化であるお寿司が、世界の方々にも身近に感じてもらえることを願っています。(記:福田)