5月20日、コ ワーキング スペースのOnthe UMEDA にて、「TEAM EXPO 共創チャレンジ」
第二回セミナーを開催しました。講座は岸本、老邑の2名が担当しました。
チームやさしい日本語では、これまで数々の講座やセミナーを行っていますが、
この「TEAM EXPO 共創チャレンジ」では、留学生にも参加してもらっています。
受講者にセミナーで学んだ言い換えのルールやコツを使って、
やさしい日本語で交流体験していただくことをテーマとしています。
今回のセミナーに参加してくださったのは、仕事で外国人と日本語で話す機会の多い女性と
その小学3年生のお嬢さんのお二人でした。
お嬢さんは、私たちのこれまでの講座では最年少!の受講者!
初めは少し緊張気味でしたが、次第に大人に混ざってのセミナーを楽しんでくれたようです。
前半はいつものように、「やさしい日本語とは」「やさしい日本語言い換えのコツ」についての座学。
“日本語の何が難しい”のコーナーでは、留学生からはやはり一番に「敬語」があがりました。
また「キラキラ」はどんなことですか?という質問も。
オノマトペの言い換えは、何度も講座を行っている講師にとっても難物です。
腕時計の輝く文字盤を見せながら「光が当たってきれいです。光っています。きれいです」などと説明しました。
後半は留学生の2人も交えてのワークショップ。言い換えワークの例文中に使用した 「体調が悪い」は、
ひとりの留学生が「具合が悪い」と言い換えてくれましたが、他の留学生から、
「体調が悪い」「具合が悪い」は、どう違いますか?「調子が悪い」ダメですか?と尋ねられました。
また、「こちらは有名な庭園です」の「こちら」が難しいと口をそろえて言っていました。
普段何気なく使っている言葉が、コミュニケーションの障害となることを改めて感じました。
ワークショップを進めていくうちに、留学生から「それは、こう直した方が私たちはわかります」というような
逆提案があったり、日本語は「いいです」「大丈夫です」などは「YES」か「NO」わからないという
バイト先での実体験を話してくれたりと、今回も受講者のみならず、講師も「目から鱗」の1時間半でした。
終了後にご参加いただいた方から、「いかにシンプルに事実を伝えることがポイントだなと思いました。」と
感想もいただきました。これからのお仕事に少しでもお役に立てれば幸いです。
(記 老邑)
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