ニチイグループ労働組合さまで「やさしい日本語」


サニーメイドサービス(家事代行サービス)を展開されているニチイグループ
労働組合様より、フィリピン人スタッフへの日本語講座のご依頼をいただきました。

4月に東京、大阪で2回にわたって開催する予定ですが、その前に労働組合の皆様にも
やさしい日本語を知っていただけることになり、オンライン講座を行いました。
高橋が講師を担当、老邑、岸本がオブザーバーとして参加しました。


お仕事柄、やさしい日本語のことはすでにご存知でしたが、日頃はフィリピンの方に
対して英語で対応されることが多く、やさしい日本語を使う機会は少ないとのことでした。

概要と、言い換えのこつをお伝えした後は、一般的な例から、実際の仕事の場面を
想定した例まで、たくさんの言い換え練習を体験していただきました。


みなさんとてもセンスよく言い換えていらっしゃいましたが、
「言葉の選択が難しい」「すぐに言い換えができず、どこをどの程度言い換えれば
いいのか、また言い換えた表現を分かってくれるのかどうか不安に思ったりしたので頭で
分かっているだけでは不十分で、練習や慣れの必要性を実感した」などの感想を
寄せていただきました。

また「言い換えのテクニックだけでなく、フィリピン人組合員たちがどういう勉強を
していて、どの程度の表現なら分かってもらえるのか、そういう点もこれから組合員へ
歩み寄りながら少しずつ理解していきたい」とおっしゃっていただき
外国人スタッフへの暖かいお気持ちを感じて感動いたしました。

本講座では、日本語がまだおぼつかないスタッフの皆さんが、少しでも楽しく学べて
また日本語学習へのモチベーションを高めていただけるよう準備していきたいと
思います。

(記:高橋)